「Titleist(タイトリスト) UT 818H1・H2ユーティリティの性能」
Titleistといえば、ProV1に代表されるようなゴルフボールの有名メーカーです。
タイトリストは世界的な市場を見ても、高いクラブシェアを誇っています。もちろんゴルフボールだけではありません。Titleistは魅力的なゴルフクラブを開発、販売しています。
ただし、ハードなスペックから、アスリートゴルファーや上級者向けというイメージが強い側面があります。しかし、近年のTitleistのゴルフクラブには、初級者や中級者でも気軽に使用できるモデルが登場しているのです。
今回はそんな中から、ロングアイアンの代わりに使用される頻度が高まっている「ユーティリティー」(UT)をご紹介いたします。
それが2017年9月から発売されている「818H1ユーティリティ」と「818H2ユーティリティ」です。
目次
818ユーティリティの特徴
・「SURE FIT Hosel」の調節機能によって、16通りのロフト角・ライ角調整が可能である。
このライ角調整機能は非常に優れモノで、プロにとっては無くてはならないものとなっています。ユーティリティでは最近調整機能が付き始めているのですが、プロは何といってもUTが引っかかりやすく調整しなければほとんど捕まってしまうほど簡単な設計であるといえます。
・「SURE FIT CG」の調節機能によって、重心位置の調節も可能である。
・前モデルより進化した「アクティブ・リコイルチャンネル2.0」により、インパクト効率が高くなり、飛距離性能と正確性が向上している。
ユーティリティはプロのレベルになると直接グリーンを狙っていくクラブになります。
そのために高さの調節や球筋の調整、適正なスピン量などが求められます。それを可能にしたユーティリティなのですね!
★818ユーティリティを使用しているトッププロ
2012年の全米オープンを制覇したウェブ・シンプソン
818H1ユーティリティのスペック
ヘッド素材 455カーペンタースチール(フェース) 17-4ステンレス(ボディ)
ヘッド仕上げ PVD(フェース・ソール) ダークシルバーグロス(クラウン)
ロフト角(°) 19 / 21 / 23 / 25 / 27
ライ角(°) 57.5 / 58.0 / 58.5 / 59.0 / 59.5
シャフト AMT TOUR WHITE
シャフトフレックス S200
長さ(インチ) 40.0 / 39.5 / 39.0 / 38.5 / 38.0
クラブ重さ(g) 384 / 392 / 400 / 408 / 415
シャフト重さ(g) 106~115
スイングウェイト D3.5
シャフトトルク 1.4~1.8
キックポイント 手元調子
グリップ ゴルフプライド・ツアーベルベット・ラバー360°(M60)
シャフト N.S.PRO 950GH
シャフトフレックス S
長さ(インチ) 40.0 / 39.5 / 39.0 / 38.5 / 38.0
クラブ重さ(g) 378 / 383 / 388 / 393 / 398
シャフト重さ(g) 98
スイングウェイト D2.0
シャフトトルク 1.9
キックポイント 中調子
グリップ ゴルフプライド・ツアーベルベット・ラバー360°(M62)
シャフト Titleist MCI 70
シャフトフレックス R / S
長さ(インチ) 40.5 / 40.0 / 39.5 / 39.0 / 38.5
クラブ重さ(g) 357 / 363 / 369 / 375 / 381
シャフト重さ(g) 72~80
スイングウェイト D1.0 / D1.5 / D1.5 / D2.0 / D2.0
シャフトトルク 3.8~2.9
キックポイント 先中調子
グリップ ゴルフプライド・ツアーベルベット・ラバー360°(M60)
818H1ユーティリティの特徴
・ウッド型ユーティリティーで、ソールが広くてダフりにくく、球が上がりやすい特徴であります。
ヘッドが非常に大きく設計されていますので、ミスショットに寛容であるといえます。
そのためにつかまりすぎてしまう方も多いのではないでしょうか、今回の818ユーティリティは重心位置も変えられので球筋の調整をしましょう。この機能は今やプロの中では必須になっています。今まではプロはツアーのクラフトマンに調整してもらっていたのですが自分でできるようになったので非常に楽になったとの評価をもらっています。
818H1ユーティリティの対象ユーザー
・高弾道でロングゲームでのショットをより正確に狙えるスコアリングクラブが欲しいゴルファー。
・Titleistのクラブを使いたいゴルファー。
・ウッド型のクラブの方がアイアンよりも使いやすいと感じているゴルファー。
ノーマルカーボンシャフトであるMCI70であれば、初級者であっても許容性が高いので安心して使うことができます。
非常に球が高く上がってしまうので、スイングスピードが速い方や、アウトサイドインでスライスが出てしまう方は飛距離をロスしてしまう可能性がありますのでご注意ください。
818H1の口コミは?
・816から買い替えました。素晴らしい打感ではありますが、打音がなくナイスショットした感覚が少なくなっている気がする。それ以外は間違いなくno1。40代男性
・飛距離や方向性が格段に上がりました。構えたときの安心感も最高です。200Y先のグリーンをしっかりと狙うことができ、ライ角の調整機能も付いていますので、引っかかることも少なくなりました。30代男性
・飛距離は前回に比べ若干落ちた傾向があるかもしれません。一方で縦の距離間のばらつきがなくなった印象があります。なによりヘッドカバーがかっこいいのがいいですね!50代男性
このように前作との比較口コミが多くなされていますが、タイトリストユーザーはタイトリスト愛が強いですね!
818H2ユーティリティのスペック
ヘッド素材 455カーペンタースチール(フェース) 17-4ステンレス(ボディ)
ヘッド仕上げ PVD(フェース・ソール) ダークシルバーグロス(クラウン)
ロフト角(°) 17 / 19 / 21 / 23
ライ角(°) 57.25 / 57.5 / 58.0 / 58.5
シャフト AMT TOUR WHITE
シャフトフレックス S200
長さ(インチ) 40.5 / 40.0 / 39.5 / 39.0
クラブ重さ(g) 380 / 384 / 392 / 400
シャフト重さ(g) 106~115
スイングウェイト D3.5
シャフトトルク 1.4~1.8
キックポイント 手元調子
グリップ ゴルフプライド・ツアーベルベット・ラバー360°(M60)
シャフト N.S.PRO 950GH
シャフトフレックス S
長さ(インチ) 40.5 / 40.0 / 39.5 / 39.0
クラブ重さ(g) 373 / 378 / 383 / 388
シャフト重さ(g) 98
スイングウェイト D2.0
シャフトトルク 1.9
キックポイント 中調子
グリップ ゴルフプライド・ツアーベルベット・ラバー360°(M62)
シャフト Titleist MCI 70
シャフトフレックス R / S
長さ(インチ) 41.0 / 40.5 / 40.0 / 39.5
クラブ重さ(g) 351 / 357 / 363 / 369
シャフト重さ(g) 72~80
スイングウェイト D1.0 / D1.0 / D1.5 / D1.5
シャフトトルク 3.8~2.9
キックポイント 先中調子
グリップ ゴルフプライド・ツアーベルベット・ラバー360°(M60)
818H2ユーティリティの特徴
・小ぶりのヘッドのため、振り抜けが良く、ラフからのライであっても打ちやすいのが特徴。
・狙い通りの距離、高いコントロール性が実現している。
このH2はプロが使っているために非常に難易度は高いものとなっております。実際のコースでの球筋を操りやすくなっており、どのような場面からでもしっかりと打ち込むことができ、ロングアイアンと同じような感覚で操作することが可能です。
シャフト選択は、ハードにしすぎてもラウンドでつい、力が入りやすくなってしまうために、アイアンの延長線上のシャフト重量にしていきましょう。軽すぎても重すぎてもリズムがくるってしまうのでお勧めしません。
■818H2の対象ユーザー
・ヘッドスピードのあるパワーヒッター。
・アイアン型のクラブの方が、ウッドよりも使いやすいと感じているゴルファー。
・3番や4番アイアンでは実現できなかったようなショットを実現したいゴルファー。
ロフト角は23°までです。H1と違い、ロフト角17°がリリースされています。
こちらもMCI70のシャフトであれば、初級者でも使用可能でしょう。しかし、初心者にはあまりお勧めできるクラブではなく、もし考えているのであればH1の簡単なクラブをおすすめします。
そのほかのシャフトになると、操作性が高いものの、ミスが大きく反映されてしまいます。こちらは上級者用になるでしょう。
818H2の口コミは?
・H1よりもH2のほうが操作性が良く見た目もすっきりしていて構えやすくこちらにしました。出玉が強くラフでもヘッドが小さいので抜けが良いです。ウッドではなくユーティリティを多用しています。30代男性
・優しくて高弾道、グリーンをしっかり狙っていけるクラブです。シャフトは少し重いのでリシャフトを検討中。50代男性
・出っ歯タイプが嫌いですのでタイトリストにしました。芯を外すとしびれる感じがありますので気持ち上級者向けになりそうです。調整機能を使いひっかけすぎないようにセッティングしています。40代男性
やはりこのタイプのUTも自分の実力と比較しどこの層に当てはまるかで決めるのが最善といえるでしょう。私自身はユーティリティには寛容性を求めますのでH1ユーティリティのほうが使いやすいと考えています。
ロングアイアンのミスヒットを考えるよりもより簡単なユーティリティで楽に球が上がっていくほうがラウンドをしていても気持ちがいいものです。
皆さんはどちらを選ぶのでしょうか?

幼少期からゴルフに触れ合い面白さに難しさにのめり込む。高校、大学を経て研修生になりました。2012,13年JGTOツアープレイヤーとなり現役を引退し、レッスンをし始める。
アマチュアから女子プロまで様々なレッスンをしてきました。このサイトではそんな些細な情報を発信していきます。
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