「Titleist(タイトリスト) 718AP1・AP2アイアンの性能」
皆さんは、「Titleist」のアイアンにどのようなイメージをお持ちでしょうか?
プロゴルファー仕様のマッスルバックのアイアンで、とてもゴルフ初級者や中級者にはこんなアイアンを扱えない。
そんなイメージが未だに強く残っているかもしれません。
しかし、実際は中空構造のアイアンも製造されていますし、キャビティバックのアイアンも製造されています。
Titleistの最新モデルである「718」シリーズにも、初級者が使ってもボールが上げやすく、
スイートエリアが大きく設計されているキャビティバックのアイアンがリリースされているのです。
つまりTitleistのアイアンを使用できるのは、一部の上級者に限らないということになります。
今回は2017年9月から販売がスタートしているTitleistの「718AP1アイアン」と「718AP2アイアン」の特徴やスペックについてお伝えしていきます。
目次
■AP1アイアンのスペック
ヘッド素材 ステンレス(ボディ・ソール) タングステイン・ニッケル(#4~#7)
ヘッド製造 鋳造
ヘッド仕上げ ミラーボリッシュ
番手 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / PW / 48°
ロフト角(°) 20 / 23 / 26 / 29 / 33 / 38 / 43 / 48
ライ角(°) 61 / 62 / 62.5 / 63 / 63.5 / 64 / 64 / 64
オフセット(インチ)
0.236 / 0.207 / 0.177 / 0.157 / 0.138 / 0.126 / 0.118 / 0.108
バウンス(°) 1 / 2 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 6
シャフト N.S.PRO 950GH
シャフトフレックス S
長さ(インチ) 38.5 / 38 / 37.5 / 37 / 36.5 / 36 / 35.75 / 35.5
クラブ重さ(g) 391 / 397 / 405 / 411 / 418 / 425 / 430 / 434
シャフト重さ(g) 98
スイングウェイト D1.0
シャフトトルク 1.9
キックポイント 中調子
グリップ ゴルフプライド・ツアーベルベット・ラバー360°(M62)
シャフト Titleist MCI60
シャフトフレックス R / S
長さ(インチ) 38.5 / 38 / 37.5 / 37 / 36.5 / 36 / 35.75 / 35.5
クラブ重さ(g) 366 / 373 / 380 / 387 / 395 / 403 / 407 / 411
シャフト重さ(g) 62~70
スイングウェイト D0.0
シャフトトルク 3.6~2.7
キックポイント 先中調子
グリップ ゴルフプライド・ツアーベルベット・ラバー360°(M60)
■AP1アイアンの特徴
・#6~#9、PWは、フェースの広範囲で大きな飛距離を出せる「360°アンダーカットキャビティ」特徴がある。
・#4、#5のロングアイアンは、フェースの上下のミスに強い「中空構造」である。低重心設計のため、許容性が高く、打ち出し角度もアップしやすい特徴がある。
・「高慣性モーメント設計」により、ミスへの許容性が大幅に向上している。
リーディングエッジも進化しており、インパクト時のボールへのコンタクトが安定している。
今回発売されたAP1アイアンは初心者から中級者まで幅広い層をターゲットとして考えられており、
だれでも簡単にアイアンの飛距離を実現できるアイアンとなっております。
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【2018年モデル】【タイトリスト】718 AP1 IRONアイアン 6本セット (#5-9,PW)NSPRO 950GH スチール シャフト【Titleist】【日本正規品】 価格:69,984円 |

■AP1アイアンの対象ユーザー
・大きなヘッドで安心してアドレスできるアイアンが欲しいゴルファー。
・ミスに強く、易しく飛ばすことのできるアイアンが欲しいゴルファー。
・ロングアイアンでも球を楽に上げたいゴルファー。
・Titleistのアイアンを使用したい初級者、中級者ゴルファー。
許容性が高いので、初級者でも安心してAP1アイアンを使うことができます。
軽量のMCI60であれば、シャフトトルクも大きいのでミスをよりカバーしてくれます。
■AP2アイアンのスペック
ヘッド素材 SUP-10(#3~#6) 軟鉄(#7~#9、PW)
ダングステイン・ニッケル(#3~#7)
ヘッド製造 鍛造(Co-Forged)
ヘッド仕上げ ニッケルクロームメッキ(ミラー仕上げ)
番手 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / PW
ロフト角(°) 20 / 23 / 26 / 29 / 33 / 37 / 41 / 45
ライ角(°) 60 / 61 / 62 / 62.5 / 63 / 63.5 / 64 / 64
オフセット(インチ)
0.161 / 0.150 / 0.137 / 0.122 / 0.110 / 0.098 / 0.087 / 0.075
バウンス(°) 0 / 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7
シャフト AMT TOUR WHITE
シャフトフレックス S200
長さ(インチ) 39 / 38.5 / 38 / 37.5 / 37 / 36.5 / 36 / 35.75
クラブ重さ(g) 401 / 407 / 413 / 422 / 432 / 442 / 452 / 459
シャフト重さ(g) 109~130
スイングウェイト D2.0
シャフトトルク 1.4~1.8
キックポイント 手元調子
グリップ ゴルフプライド・ツアーベルベット・ラバー360°(M60)
シャフト N.S.PRO 950GH
シャフトフレックス S
長さ(インチ) 39 / 38.5 / 38 / 37.5 / 37 / 36.5 / 36 / 35.75
クラブ重さ(g) 387 / 393 / 399 / 406 / 413 / 420 / 427 / 431
シャフト重さ(g) 98
スイングウェイト D1.0
シャフトトルク 1.9
キックポイント 中調子
グリップ ゴルフプライド・ツアーベルベット・ラバー360°(M62)
シャフト N.S.PRO MODUS3 TOUR120
シャフトフレックス S
長さ(インチ) 39 / 38.5 / 38 / 37.5 / 37 / 36.5 / 36 / 35.75
クラブ重さ(g) 400 / 407 / 414 / 421 / 428 / 436 / 442 / 447
シャフト重さ(g) 114
スイングウェイト D2.0
シャフトトルク 1.6~1.8
キックポイント 中調子
グリップ ゴルフプライド・ツアーベルベット・ラバー360°(M60)
■AP2アイアンの特徴
・美しいルックスで、打感と打音も軟鉄鍛造ならではの心地よさが感じられる特徴があります。
・ダングステインウエイトとダングステンキャップを精密鍛造(Co-Forged)によって許容性、安定性を向上させている。
・ツアープロが支持する高い操作性を誇る。
中級者ならさほど難しさを感じずに、そして打感もよく最高のアイアンとなること間違いなしでしょう。
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価格:92,380円 |

■AP2を使用しているトッププロ
ジョーダン・スピース
■AP2アイアンの対象ユーザー
・フォージドアイアンを使用したいゴルファー。
・マッスルバックのようなルックスが好きなゴルファー。
・球筋をしっかりと打ち分けたいゴルファー。
難しく感じるかもしれませんが実はそうではありません、中級者から上級者向けのアイアンです。
打感・フライトコントロール共に理想のアイアンショットを実現してくれます。
718 AP3アイアンの特徴
コンセプト
「飛距離と操作性の両立。タイトリストの飛び系アイアン」になります。
AP1のような簡単すぎるアイアンは好まず、AP2みたいなプロ御用達の難しそうなアイアンは苦手という方にぴったしなアイアンが登場しました!
見た目がとてもすっきりしていて、構えた時の顔のキレイさ、そして実際に打ってみると意外と簡単なクラブです。
〇3番~9番に採用している中空構造アイアン
アイアンのヘッド種類でも3種類くらいあるのですが、
マッスルバックアイアン
こちらはプロが使うようなアイアンで鉄の密度が高く、ヘッドの後ろがそのまま鉄のような見た目からそのまま難しさが伝わってくるアイアン。
打感がいいといわれています。
キャビティアイアン
一般的に簡単といわれているクラブになり、バックフェースにポケットがあるように空いているクラブになります。
そのポケットにより、重心位置を後ろに下げることができ、球の上がりやすさや、ミスへの許容度が格段に上がります。
中空アイアン
マッスルバックとキャビティの中間といわれている部類であり、
バックフェースにポケットはないがフェースが少し厚くなっていてその中がすっぽり空いているアイアンになります。
見た目もぼてっとしていない形を作りやすいです。
やはりこれも重心の位置を少し下げることができるので、ミスヒットへの寛容性や球の高さが上がります。
こちらの3番が今回AP3 に採用されているヘッド形状になります。
対象のユーザーとしましては
〇飛ばしたいけれども厚ぼったいアイアンは嫌だ
〇難しそうなアイアンでも飛距離をしっかりと出したい
こんな方に向いていますね。
試打レビューとしましては
マッスルバックのような打感を残しつつも、飛距離をしっかり出してくれるアイアンといったところでしょうか。
しっかりとコンタクトできる方は少し飛びすぎてしまうかもしれません。
ドライバー270y平均の方で170~80yくらい飛んでしまうそんなディスタンスいアイアンになっています。
〇AP3アイアンのスペック詳細
7番アイアンのロフトが30度になりPWが43度になります。
やはり飛ぶアイアンは気持ちロフトが立っていますのでその下(SWAW)のセッティングに気を配ってください。
シャフトは純正でもNS950が刺さっていますのでやはりある程度スイングスピードがある方が対象になりますね。
しかしAP3を購入されるお客様は圧倒的にモーダス105が多いとのことです。
飛距離とミスヒットへの強さを両立したアイアンぜひ使ってみてください!
■まとめ
正直AP1アイアンものすごい簡単なクラブです。
カーボンを使えばシニアでも簡単に飛ばしてくれますね。
AP2アイアンに関しましてはやはりかっこいい!
そしてシャフト次第では中級者(100以下)くらいなら全然使用可能です。
AP3アイアンに関してはその間を取ったアイアンであるといえますね!
若者はタイトリストユーザーが多いと思いますので、ぜひ使っていただきたいクラブのひとつです。

幼少期からゴルフに触れ合い面白さに難しさにのめり込む。高校、大学を経て研修生になりました。2012,13年JGTOツアープレイヤーとなり現役を引退し、レッスンをし始める。
アマチュアから女子プロまで様々なレッスンをしてきました。このサイトではそんな些細な情報を発信していきます。
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