今回は今年大ブレイクを果たした渋野日向子プロに注目していきます。
若手女子プロの黄金世代と呼ばれている中で、一際存在感を放っている秘訣はどこにあるのでしょうか?
そんな渋野日向子プロの生い立ちや、クラブセッティング、スイングの解析を見ていきましょう。
■渋野日向子選手のプロフィール
出身地:岡山県岡山市
生年月日:1998年11月15日
プロ転向:2018年
血液型:AB型
所属:RSK山陽放送
身長:165cm
体重:62kg
趣味:習字、ソフトボール
出身校:岡山県作陽高等学校
契約クラブ PING
ゴルフ歴 8歳から
この投稿をInstagramで見る
■生い立ち
幼少期からスポーツ少女であった。8歳にゴルフに出会ったのと同時にソフトボールも始める。中学生になりソフトボールではなく軟式野球をやっていたのだが、当時中学校でのゴルフの大会で3連覇したことでゴルフに対する情熱のほうが上回っていきました。
その後、高校生になり岡山県作陽高校に入学、高校1年生の時に中国女子アマを制す。高校2年生の時には団体戦であるが全国制覇をしています。そんな彼女は高校卒業後すぐにプロテストを受けるがLPGA最終テストで落ちてしまった。
またその年のサードQTでも落選してしまったが、QT出場者に与えられるステップアップツアーの権限でトーナメントに出場しました。翌年LPGAプロテストで見事14位合格。
そして2019年 「サロンパスカップ」にて通算12アンダーでツアー初優勝。
それだけではなく、「資生堂アネッサレディスオープン」で2勝目を挙げる。
そして2019年全英女子オープンで見事優勝をしました。
約40年ぶりの歴史的快挙に日本国民みんながとりこになりましたね!これを機に彼女への注目は一層高くなりました。
■クラブセッティング
ドライバー
・PING G410 プラス 10.5 SR
フェアウェイウッド
・PING G410 LST 14.5度 17.5度 SR
UT
・PING 410 ハイブリット 22 26 S
アイアン
・5I~PW PING I210 R
ウェッジ
・PING グライドウェッジ 51 55 R
パター
・PING シグマ2アンサー
このようにすべてのクラブをPINGで統一していますが、気になる点が、アイアンやウッド系のフレックスが違うことにあります。
彼女が緊張した場面でもよりしっかりと振り切れる調子にしているのでしょう。アイアンに関しては軽いシャフトであるMCI80を使用していますからね。
ドライバーの飛距離が250y以上飛んでもフレックスSRにしているのは皆さんも驚きなのではないでしょうか?
これだけ振れればSでもいいのではないかと思う方も多いのではないかと思います。
トーナメントという難しい場面で最大のパフォーマンスを発揮するためにはハードなセッティングにする必要がないと判断したんですね。
■スイング解析
まず彼女はとても深い前傾とることで知られています。

懐を大きく取る選手ですね。現代のスイングでは割と珍しいです。
そしてやはり今主流となっているクローズフェースでテイクバックを開始していきます。

両腕をしっかりと伸ばすように上げていくことで体を使ってテイクバックをしていますね。
トップではやはりしっかりとフェースが上を向いているということはかなりのクローズフェースであることがわかりますね。
(画像が見にくくてすいません)

そこからしっかりとタメを作りインパクト時の前傾をキープしやすくするための深いアドレスなんでしょうね。

女性の場合股関節の柔軟性などが柔らかいために、前傾をキープできるのでがアマチュアがまねをしようとすると、
大体状態の起き上がりにつながりトップやダフリが出てしまうことが多いでしょう。
■渋野日向子プロの強み
彼女のスタッツのなかで特徴的なのは、ダボやそれ以上のスコアを打ってしまった次のホールのバーディ率が非常に高いのが特徴的です。
これは普通の選手では気持ち的に落ちてしまっていて次のホールにも悪い流れを持ち込んでしまいがちなのですが、彼女の場合は持ち前の笑顔で気持ちを切り替えることができている証拠なのです。
このメンタルがあればこれからもプレッシャーを感じさせないプレーを見せてくれるでしょうね!
彼女の活躍に今後も期待したいと思います。

幼少期からゴルフに触れ合い面白さに難しさにのめり込む。高校、大学を経て研修生になりました。2012,13年JGTOツアープレイヤーとなり現役を引退し、レッスンをし始める。
アマチュアから女子プロまで様々なレッスンをしてきました。このサイトではそんな些細な情報を発信していきます。
コメントを残す