今回ピンから新しく発売されましたブループリントと言うアイアンをご紹介します。
ピンのアイアンと言えばとても優しく万人が使えるようなクラブを提供すると言うコンセプトがありますが、今回はどのようなクラブが出来上がったのでしょうか。
見た目ではとても難しそうに見え、上級者向けなのではないかというイメージですが、いったいどのような性能でどのような特徴があるのかを調査しました。
ブループリントの特徴は?
今回発売されたブループリントアイアンはピン史上初の鍛造マッスルバックアイアンになります。
今まで発売されなかった背景には、トーナメントプロに向けて作っているわけでもなくアマチュアをターゲットにクラブを作成していたからなのですね。
しかし、iブレードが思いのほか人気があり、マッスルバックを作成する結論に至ったのです。流石にこのアイアンは一部の上級者や、プロに向けて作ったものであることはメーカーからの発表でもありました。
・ロフトがそこまで立ってはいない
最近のアイアンは7番アイアンでロフトが30度近くまであることが多く、ブループリントに関しては34度になります。従って、飛距離がほしい方にはお勧めできません。ロフトが立っているクラブで150ydくらいの方は10yd前後落ちると思ってください。
・フェースの大きさと優しさは?
フェースに関しましてはiブレードより少し小さく設計されており、見た目は正直難しさを感じてしまいます。難しさに関してはやはりピンのアイアンでありますので、芯を外しても手に伝わるシビれなどは少なく、スイートエリアが広いのでしょう。スッキリとしたアイアンが好きな方は間違いなく相性がいいと思います。
・アイアンのお値段は?
定価32000円になります。ピンから出しているクラブとしては非常に高く設定されています。そもそも材料費が高いということと、今までとは違う技術を使っていることが値段を押し上げてしまっていますね。
・どのような人に向いているのか?
やはり上級者に向けたクラブになります。開発コンセプトとしても、上級者は打点のブレが少ないことを前提としてクラブを作ってますので、ミスヒットには強いものの、しっかりと打点を合わせてスピン量をコントロールできる人には最高であると考えます。
・打感は?
やはり軟鉄鍛造であるために、ピンらしい柔らかな感触があり、芯で捉えた時は気持ちのいいという言葉1つです。コースでも悪いライからの抜けも良く、ラフであってもスピンをコントロールできるクラブになっています。芝の水が絡んでもスピン量がさほど変わらない効果もフェースにはあるそうです。
・使用プロは?
永野竜太郎、トニーフィナウ、ババワトソン、ウェストヘーゼンなど
シャフトの種類はどうなのだろうか?
・NS pro neo 950
・Modus 105
・Modus120
・Dynamic gold
こちらがあります。カーボンはなく、やはりしっかりと叩ける人に向けてのクラブであります。しっかりと自身の能力を見極め適正なシャフトを選びましょう。
それでもわからない方向け
中には自分がどれを選べばいいかわからない方もいると思います。そんな方はピンのフィッティングを受けてみてください。専門のフィッターが、自身の手の長さや身長からクラブの長さ、ライ角、適正なシャフトを選んでくれます。
難しいアイアンと言えども、決して中級者が使えないわけではありませんが、オーバースペックなアイアンを使うのは間違いです。フィッティングを行い、無駄のない投資をお心がけください。

幼少期からゴルフに触れ合い面白さに難しさにのめり込む。高校、大学を経て研修生になりました。2012,13年JGTOツアープレイヤーとなり現役を引退し、レッスンをし始める。
アマチュアから女子プロまで様々なレッスンをしてきました。このサイトではそんな些細な情報を発信していきます。
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